- 婚姻届の証人は誰でもいいの?
- 友人や先輩など家族以外にお願いしてもいいの?
こんな疑問に答えます。
TBSテレビの水曜日のダウンタウンで「婚姻届の証人は一番お世話になった先輩に頼んでいるのか調査」という企画をやっているため、気になっている人も多いかと思います。
結論から言えば2つの条件を満たしていれば婚姻届の証人は誰でもOK。
本記事では、婚姻届の証人には誰がなれるのかわかりやすく解説しています。
また、証人はどこに何を記載するのかも説明しています。
一読すれば、婚姻届の証人がどういったものなのか簡単に理解できます。
どうぞ、ご覧ください。
結論:婚姻届の証人は条件を満たせば誰でもいい
婚姻届の証人は以下2つの外条件を満た
せば、誰でもなれます。
- 20歳以上
- 婚姻の意思を知るもの
これは民法第739条の「婚姻届は成年の証人二人以上が署名した書面で、又はこれらの者から口頭で、しなければならない」で明確に定義されています。
つまり、成人した大人で2人の結婚の事実を知る人であれば、例え見ず知らずの人でも証人になれるということです。
ただし、証人には1人ずつ、計2人必要です。
同じ人が2人の証人をすることは出来ません。
婚姻届の証人が必要な理由
そもそも婚姻届に証人が必要な理由は、次のようなものがあります。
- 偽装結婚の抑止
- 勝手な婚姻届提出の防止
偽装結婚や片方が勝手に婚姻届を出すことを防ぐ目的があります。
証人はあくまで2人の結婚の意思は確かなものですよという証明をするに過ぎません。
そのため、仮に証人になったとしても2人の結婚が事実であればトラブルなどで不利益をこうむることは一切ありません。
誰に証人を頼むことが多いか
では、見ず知らずの人にも頼める婚姻届の証人ですが、誰に頼むことが多いのでしょうか。
多くの人が自分の事をよく知っている人にお願いしているようです。
- 両家の親
- 友人
- お世話になった人
順番に見ていきます。
両家の親
1番多いのは、親に証人になってもらうです。
中でもそれぞれの父親に署名捺印をしてもらうのが、最も一般的なようです。
友人
次に親しい友人など友達にお願いするケース。
その場合は、例えば、結婚する2人を知っている共通の友達など何らかの関係がある場合はお願いすることが多いようです。
お世話になった人
最後は上司や恩師、先輩など実際にお世話になった人に頼むケース。
せっかくの婚姻届だから、お世話になった人に頼む方が多いようです。
証人はどこに何を書くか
証人は婚姻届の右側一番上の「証人」の欄に署名捺印をします。
証人が記載する必要事項は以下4点
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 本籍地
注意しなければいけないのは4つ目の、「本籍地」を記載することです。
婚姻届の証人は誰でもいいのか?:まとめ
結論としては婚姻届の証人は2つの条件を満たせば誰でも大丈夫です。
- 20歳以上
- 婚姻の意思を知るもの
極端なことを言えば、道端で偶然すれ違ったおじさんに「私たち、これから結婚するので証人になってください。」と声をかけて証人になってもらうのもOK。
ただし、証人の押印や必要事項に記載漏れがあると、受領されないことがあるため注意が必要です。
- 氏名
- 生年月日
- 本籍地
また、証人はリスクゼロのため、誰にでも気軽にお願いできると言えます。
そのような理由から、家族以外だと、お世話になった先輩や上司にお願いするケースが多々あるようですね。