- 保育園での怪我やトラブルを保護者へ謝罪する方法を教えて欲しい
- どのようなことを話せばいいのかポイントやコツを知りたい
こんな要望に応えます。
保育士から保護者に対して、怪我やトラブルの謝罪は意外と難しいですよね。
そこで本記事では謝罪の具体的な手順とどのようなことに気をつけて謝ればいいのか、ポイントとコツを解説しています。
参考にすればすぐに実践で使えますので、保護者とのコミュニケーション苦手な保育士さんは特に必見です。
保育園で起こった怪我やトラブルを保護者へ謝罪する仕方
どんなに一生懸命保育をしていても、園児が怪我をしてしまったり、トラブルを起こしてしまうのは仕方がありません。
そのため、必ず覚えておきたいのが保護者に対して「報告」と「謝罪」。
その際の手順としては、大まかに次の通り。
- 怪我をした経緯を説明
- 怪我の状態を説明
- 今後の対策を
- 翌日にも怪我の状態確認
順番に説明します。
①怪我をした経緯を説明
まず、初めに怪我をしてしまった経緯を説明しましょう。
この際、「5W1H」で情報を盛り込んで報告するといいです。
- いつ
- どこで
- 誰と
- 何をしていて
- どんな風に
- なぜ起こってしまったのか
基本的に上記の順番で話せばいいです。
その際にお友達同士のトラブルであれば園児が、
- ひっかいたのか
- 叩いたのか
- 噛んだのか
などを説明するようにしましょう。
②怪我の状態を説明
そして、怪我の状況を説明しましょう。
次の2つを意識して話すと良いでしょう。
- どのように手当てをしたのか
- 現在の怪我の状況を説明
説明する際は実際に園児の怪我の患部を見せながら話すといいです。
③今後の対策を
次に、今後同じようなことが起こらないようにどのような対策を園として取っていくのかを保護者に伝えます。
このままでは保護者は不安で、子どもを預けられないでしょう。
そのため、安心させてあげることが大切です。
今後の対策を話すためにも、保護者のお迎えの時間までに、主任や上司などと話し合って、しっかりと対策を考えるようにしましょう。
④翌日にも怪我の状態確認
そして翌日、怪我の状態を再確認します。
確認して問題がなさそうであれば、それを保護者に伝えてあげるとさらに安心してもらえます。
何か問題があれば病院に連れていくなどの対策を取ることもできます。
保育士から保護者に謝罪する際のポイント
保育士から保護者に謝罪する際のポイントは、以下の通り。
- まずはマニュアルを確認
- できれば直接もしくは電話で伝える
- 具体的に説明する
- 小さな怪我でも伝える
一つずつ見ていきましょう。
まずはマニュアルを確認
まず、初めにマニュアルがあるか確認しましょう。
園によっては怪我やトラブルに関するマニュアルが存在する場合があります。
その場合は必ずマニュアルに沿った対応をしましょう。
できれば直接もしくは電話で伝える
怪我やトラブルの報告や謝罪は、できれば直接言った方がいいです。
やっぱりその方が心がこもっていると感じ取ってもらえるからです。
どうしても直接言うことが難しい場合は、最低でも電話でしっかりと説明して納得してもらいましょう。
そうすることで今後クレームに繋がりづらくなります。
具体的に説明する
怪我の経緯・状況説明などは、具体的に説明することがポイントです。
説明が抽象的すぎると保護者に伝わっていない場合があるからです。
例えば、おもちゃの形状だったり、保育園の建物の間取りなど、保育士からしたら当たり前と思うようなことも丁寧に説明してあげるといいです。
意外と細かすぎると思うくらい説明するので、ちょうど良かったりすることを覚えておきましょう。
小さな怪我でも伝える
中には毎日毎日小さな怪我をする園児もいます。
この場合も面倒くさがらずに伝えてあげましょう。
毎回しっかりと保護者に説明してあげることで、より信頼してもらえるようになります。
保育園で起こった怪我やトラブルを保護者へ謝罪する仕方:まとめ
保育士から保護者へ、怪我やトラブルの謝罪をする際は、次の手順を意識すればOK。
- 怪我をした経緯を説明
- 怪我の状態を説明
- 今後の対策を
- 翌日にも怪我の状態確認
その際、意識するのは誠心誠意を込めて、具体的に丁寧に話すことです。
保育士として、子どもに怪我をさせてしまった時はとても申し訳ない気持ちになりますよね。
子供への怪我が原因で保育の仕事を辞めたいと思う保育士も沢山います。
でも、どんなにベテラン保育士でもミスをしてしまうことはあります。
そのため、あまり自分を責めすぎてはいけません。
もちろん、反省する点はしっかり反省した上で、次に同じようなミスが起こらないように前向きに頑張っていきましょう。