行政書士

行政書士試験合格が独学では厳しいと思う理由【私の実体験】

行政書士

行政書士試験を独学で合格することが、どれだけ厳しいのか知りたい人に向けて書きました。

結論からいえば、行政書士試験は法律初学者だと、独学での合格は相当「厳しい」です。

多分、そこそこの勉強では受からないでしょう。

少しでもお金があるなら、迷わずスクールを選択することをオススメします。

この記事は、昨年(2020年12月)の宅建試験独学合格者の私が、行政書士試験独学にて感じた、率直な意見と独学では厳しいと思う理由をご説明します。

実体験に基づいているので、独学者のリアルな感想を知ることができます。

2022年2月13日:追記 2021年度の試験を受けましたが残念ながら不合格といった結果に終わりました。詳しくは、こちらの記事「行政書士試験に独学で挑戦したが170点で不合格。原因と反省を共有」をご覧ください。

2023年1月30日 追記

筆者は令和4年度行政書士試験に210点で合格しました。(1年目:独学で不合格・2年目:アガルートで合格)

私が試験に合格できたのは完全にアガルートの豊村先生のおかげだと思っています。

▼ 「アガルートを使った私の勉強法」について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

参考 行政書士試験をアガルートで合格した私の勉強法

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行政書士試験は独学だと厳しいと感じている

良く「簡単だ」なんて言われる行政書士試験ですが、私は普通に難しいと感じています。

おそらく、ある程度の法律知識や余程の運が無ければ、中途半端な学習では合格できない試験です。

私の独学方法

私の独学勉強法は「過去問演習メイン」です。

テキストを読む事も大切かもしれませんが、やっぱりなかなか頭に入ってきません。

そこで、過去問を一問一答形式にバラした「肢別過去問」と「予想問題集」を何周も繰り返して内容を叩き込むという、学習方法をとっています。

どうしても、分からない箇所は「テキスト」や「ネット」で調べつつ、理解する作業を繰り返しています。

なお、参考までに私の2021年2月下旬から2021年5月30日現在までの進捗は次の通り。

  • 合格革命 肢別過去問集:5周
  • 合格革命 出るとこ千問ノック:1周目

私は行政書士試験の独学勉強法について、それなりに調べました。

また、宅建試験の際も「過去問演習」を信じて、独学で合格することができたので、このやり方は間違っていないと思っています。

ただ、ここ約3ヶ月続けて1つ感じることは、「やっぱり独学だと厳しい」(無理とは言わない)ということです。

未だ、ちんぷんかんぷんの設問も多く、このままでは合格はかなり厳しいなあと思っています。

これは、宅建試験の時に味わったことのない感覚とも言えます。

では、具体的にどう厳しいのかをもう少し深く掘り下げていきます。

行政書士試験は独学だと厳しい理由

行政書士試験が独学だと厳しいと感じる具体的理由は以下になります。

  • 試験範囲が広い
  • 過去問で出題範囲の全てをカバーできない
  • 問題から答えまでの過程が分からない

順番に見ていきます。

試験範囲が広い

行政書士試験の試験範囲はとにかく広いです。

大きくわけて次の通り5つのパートにわかれます。

  • 憲法
  • 行政法
  • 民法
  • 商法
  • 一般知識

これって実際かなりの分量なんです。

テキストにして実に846ページ(2021年度版 合格革命 基本テキスト)です。

ただし、これでもテキストは内容をしぼって掲載されています。

ちなみに、今メインで使っている教材(テキストと問題集)が以下です。

とても、分厚いことが分かると思います。

行政書士試験はこれだけ広い試験範囲をカバーしないといけないことからも、独学では厳しいのです。

過去問で出題範囲の全てをカバーできない

行政書士試験は「過去問」だけでは、出題範囲を全てカバーできません。

宅建試験の場合、10年分の過去問を完璧にしておけば本試験の8割くらいは見たことがある問題という感じでサクサク解けました。

一方、行政書士試験の場合、本試験の半分くらいは、初めて見る問題だそうです。

そのため、過去問をただ漫然とやっていれば合格できるわけではなく、過去問に「プラスα」の何かが必要になります。

このプラスαを見つけるのが、独学では難しいのです。

問題から答えまでの過程が分からない

で、このプラスαが何かというと、「初めて見る問題」を解く応用力だと思っています。

行政書士試験では、この応用力を使って、初見の問題をその場で考えなければいけないのです。

だから、曖昧な理解だとダメなんです。

具体的には過去問を解いている際に「問題から答えを導き出す過程が理解できている」状態でないと本試験は解けません。

例えば、宅建試験の場合「AはBである。」というルールがあったら、AとBを暗記すればOKです。

一方、行政書士試験の場合「AはBである。理由はCだからである」のA、B、Cの全てを理解して暗記する必要があります。

これができてないと「理由C」を使って解く初見の問題には対応できません。

それなのに、「基本テキスト」はページ数の関係上、「理由C」が書かれていないことが多いのです。

これを予備校やスクールでは、例を交えて講師がわかりやすく説明してくれます。

一方、独学の場合は以下のような法学基本書を読んだり、自分で調べる必要があるのです。

  • 「国家試験受験のためのよくわかる行政法」
  • 「民法がわかった」

この作業は、とても時間がかかり、最悪調べても理解できないことが起こります。

これが行政書士試験を独学で合格するには厳しいと感じる最大の理由です。

行政書士試験の独学の鍵は過去問演習

とは言っても、行政書士試験攻略の王道は「過去問演習」のはずです。

過去問を解いて理解が不十分な部分を、法学基本書やネットで調べて身につけていく。

これは、どの独学者も言っていることなのでまず間違いないでしょう。

過去問を全て完璧(理由まで説明できる)にして、それを実践(初見の問題)で応用しつつ解いていく。

この方法をマスターすることが合格までの最短ルートだと思います。

ただ、この「完璧に理解」が独学だと想像以上に厳しいんです。

行政書士試験が独学で厳しいならスクール

以上の理由から、行政書士試験は独学で合格することが厳しいことが分かったと思います。

もし、どうしても1年でサクッと受かりたいという方は、少しお金がかかってもスクールを利用することを強くオススメします。

遠回りする時間的なことを考えると安いくらいです。

ちなみに、色々調べていいなあと思ったスクールは、オンラインで学べるアガルートです。

オンラインなので、通学の予備校よりコスパも良く、授業も繰り返し見ることができます。

特に講師の豊村先生の講義は分かりやすいだけでなく、訴えかける口調が頭に入りやすいです。

私は独学で一度チャレンジしてみようと思いますが、力不足で落ちた場合は来年はアガルートを利用していると思います。

なお、行政書士試験講座の資料請求で、サンプルテキストと対応した講義動画を無料視聴することができます。(※ 2021年5月30日現在)

内容は以下。

テキスト(冊子)

  • 総合講義(民法総則&個人情報保護)
  • 図表まとめ講座(民法総則より抜粋)

講義(テキストに対応)

  • 入門総合講義(約5.5時間)
  • 演習総合講義(約6時間)
  • 図表まとめ講座(約2.5時間)

サンプルとはいえ、結構なボリュームの講義をタダで受けられるので、少しでも気になった方は、以下赤いリンクボタンをタップして詳細をチェックしてみてください。

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