- ユーザー車検にするか民間車検にするか迷っている
- ユーザー車検のメリットとデメリットを知りたい
結論から言えば、以下の通り。
- 自分で法定24ヶ月点検ができる人→ユーザー車検
- 整備に自信がない人→民間車検
ユーザー車検は費用的には軽自動車で3万円前後、普通自動車で5万円前後で済みます。
それに、検査自体はそんなに難しくありません。
ただ、色々面倒なこともあります。
本記事では、ユーザー車検と民間車検のどちらを受けるか迷われている方へ、メリットとデメリットを説明しつつどちらを選択すべきか解説しています。
民間車検を最安で見つける方法も紹介していますので最後までお付き合いください。
ユーザー車検のメリット
ユーザー車検には以下のようなメリットがあります。
- 費用が安い
- とにかく早い
- 車の整備に詳しくなれる
費用が安い
言うまでもありませんが、ユーザー車検は民間車検と比べて安いです。
ユーザー車検であれば、このくらいの費用で済みます。
- 軽自動車:3万円前後
- 普通自動車:5万円前後
とにかく早い
ユーザー車検は検査から車検証発行までがとにかく早いです。
しっかり整備してのぞみ、何も無ければ2時間くらいで全て終わります。
そのため、民間車検と比べても車検ユーザー車検はかなり早く終わる印象です。
もちろん、その日のうちに車検証とステッカーがもらえます。
車の整備に詳しくなれる
検査項目や事前の「法定24ヶ月点検」を通して、車の整備について詳しくなれます。
それによっていっそう愛車に対しての愛着も湧くでしょう。
ユーザー車検のデメリット
一方、ユーザー車検はいいことばっかりではなく、以下のようなデメリットもあります。
例えば、以下のようなことです。
- 平日の昼間しか受けられない
- 法定24ヶ月点検を自分でやらなければならない
- 車検項目ではない箇所の故障に気づかない
平日の昼間しか受けられない
ユーザー車検は平日の8:45から16:00の間しか受けられません。
お役所のため土曜、日曜、祝日は一切やっていません。
つまり、平日に仕事がある人は仕事を休んでいかなければならないのです。
法定24ヶ月点検を自分でやらなければならない
法定24ヶ月点検を自分で出来ない人はユーザー車検は向いてません。
法定24ヶ月点検とは法律で定められた56の点検項目を2年に1回義務付けたものです。
これは、ユーザー車検でも民間車検でも行う必須の点検です。
例えば、
- ジャッキアップして車体下に潜ったり
- 点火プラグを外して点火タイミングをチェックしたり
- タイヤを外しブレーキを分解し確認したり
これら点検というより整備に近い内容が56項目あります。
普段から整備している人でないと難しいです。
この法定24ヶ月点検がユーザー車検を受ける上で一番面倒くさいポイントです。
たしかに、ユーザー車検当日に法定24ヶ月点検を行っていなかったとしても「後で整備します」と申し出れば合格はします。
でも、車検後も罰則規定はないからとやらないのは、ありえない話です。
最近では、検査場によって「後整備」を申し出ると過去の整備記録を出すよう言われることもあるそうです。
つまり、法定24ヶ月点検を自分で出来ないと、ユーザー車検のハードルがグッと上がってしまうのです。
車検項目ではない箇所の故障に気づかない
全て自分で整備して、ユーザー車検に通す場合、車検項目ではない箇所で故障があったとしても気づかない可能性があります。
ですが、プロに任せておけば点検項目以外でも「異音」から故障を判断することができます。
ユーザー車検のメリットとデメリット:まとめ
ユーザー車検のメリットは「安くて早い」。
一方、デメリットとしては「法定24ヶ月点検が難しい」ことが挙げられます。
よって結論は以下の通り。
- 自分で法定24ヶ月点検ができる人→ユーザー車検
- 整備に自信がない人→民間車検
もし、最安を求めて行き着いたのが「ユーザー車検」であるのならば、点検整備に手間取ってかえって時間や費用を無駄にしてしまうかもしれません。
もし、法定24ヶ月点検を自分で出来ないのなら、素直に民間車検に出すべきです。
自分で適当に整備して走行中に「車両火災になった」や「タイヤが外れた」なんて笑えないです。
手間や技術的なことを考えたら、民間車検って意外とコスパ良かったりします。(ディーラーは高いです)
なお、車検比較サイトを使えば、地域最安を見つけられます。
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