- 土地家屋調査士試験の勉強時間を知りたい。
- 何年くらい頑張ればいいの?
こんな疑問に答えます。
結論は、約1,000時間~1,500時間の勉強時間で2年〜3年を目安に頑張りましょう。
今回は土地家屋調査士試験に合格するための勉強時間とどこに力を入れるべきかを解説しました。
参考にすれば、土地家屋調査士試験に合格するにはどのくらいのペースで頑張ればいいかがわかります。
どうぞ、ご覧ください。
土地家屋調査士試験に必要な勉強時間の目安
結論から言えば、土地家屋調査士試験に合格するには「約1,000時間~1,500時間」の勉強時間の確保が必要になってきます。
土地家屋調査士試験は大きく分けて
- 筆記試験
- 口述試験(筆記試験合格者のみ)
ですが、勉強時間の大半を筆記試験合格のためにさきます。
なぜなら、口述試験はそんなに難しくないからです。
そして、筆記試験に関しては、ほとんどの受験生が「午前の部」の試験を免除して望むため、勝負は「午後の部」の試験です。
つまり、必要な勉強時間約1,000時間~1,500時の大半を筆記試験「午後の部」のために使うのです。
土地家屋調査士合格に必要な1日の勉強時間は?
では、これをクリアするには1日に何時間勉強すれば良いのでしょうか?
ざっくり言えば「2時間〜4時間」というところです。
なぜなら、土地家屋調査士試験は長期戦覚悟の難関試験のため、モチベーション維持が最も大切になってきます。
そのため、モチベーション維持が可能な勉強時間は人によってバラつきがあります。
1年で合格したいなら猛勉強が必要になりますが、まったくの未経験者が1年で合格するのは結構難しいため、長期戦覚悟で あまり無理のない勉強時間で挑戦すべきかなと思います。
具体的には早くて2年、普通で3年くらいは覚悟したほうがいいかもです。
例えば、以下は東京法経学院の合格者のデータです。
- 1年目で合格:12%
- 2年目で合格:22%
- 3年目で合格:19%
- 4年目で合格:17%
- 5年目以上で合格:30%
1年目で合格出来たのはわずか12%です。
そのため、2年〜3年で合格することを目標に1日2時間〜4時間を目安に勉強するとモチベーションも保てそうです。
勉強時間をどのように使うか
勉強時間の大半はテキストを読み、去問演習にあてます。
「午後の部」は以下のようにマークシートの択一式問題と作図や計算がある記述式問題にわかれます。
- 択一式問題
- 記述式問題
択一式問題は暗記メイン
択一式問題は5択の中から正解を1つ選びます。
各1問2.5点で20問、合計50点満点のマークシート形式です。
以下出題範囲。
- 民法:3問(7.5点)
- 不動産登記法:16問(40点)
- 土地家屋調査士法:1問(2.5点)
出題範囲がかなり広いため、暗記にも時間を要します。
そしてアガルートアカデミーによれば、「民法」からマスターすると良いそうです。
なぜなら、「民法」は出題数が少ないものの、これを理解しないと「不動産登記法」も理解できないためです。
詳しくはアガルートアカデミーの択一式問題対策の解説ページ が参考になります。
記述式問題は作図と計算に慣れることを念頭に
記述式問題は大きく分けて以下のように2問出題されます。(50点満点)
- 土地
- 建物
問題に対して土地の場合は「地積測量図」、建物の場合は「建物図面」を計算しつつ手書きで作図します。
慣れてないと思わぬところで抜けミスをしたり、線が綺麗に引けなかったりします。
そのため、手が勝手に動くようになるまで繰り返し学習します。
学習というより、「練習」といった方がしっくりくるかもしれません。
ちなみに、筆記試験はどんな問題が出るか知りたい方はこちらの記事「【稼げる資格】土地家屋調査士試験の難易度が高い3つの理由を解説!」をご覧ください。
土地家屋調査士合格を目指した勉強時間:まとめ
土地家屋調査士試験に合格するに必要な勉強時間は「約1,000時間~1,500時」です。
そして、ペース配分としては、
- 1日:2時間〜4時間
- 2年〜3年を目標
という感じです。
なお、これは予備校やスクールに通う前提での勉強時間です。
そのため、もし、「1年でなんとか合格したい」という人は独学ではなく、予備校やスクールに通うのは必須かなと思います。
おすすめの予備校はこちらの記事「土地家屋調査士の試験突破におすすめの予備校2選【独学はかなりキツイ】」にまとめました。
とにかく、長期戦覚悟のためモチベーションが切れずに勉強を続けることが一番大切です。