保育士

こんな保育園はブラックです。【ホワイトな園を探す簡単な方法】

保育士
  • 自分が働いている保育園がブラックかどうか知りたい。
  • ブラックな保育園の見分け方を教えてほしい。

こんな要望に答えます。

ブラックな保育園にはある特徴があります。

その特徴を知ることで、あなたの保育園がブラックかどうかをかんたんに知ることができます。

本記事では、ブラックな保育園の特徴とそんな保育園の見分け方を解説します。

参考にするだけで、ブラックな保育園に就職してしまう確率を下げることができます。

どうぞご覧ください。

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こんな保育園はブラックです。

ブラックな保育園には次のような特徴があります。

  • 給料が低い
  • 残業代が出ない
  • 有給休暇が消化できない
  • 圧倒的に保育士の数が少ない
  • 辞めづらい雰囲気が出ている
  • 制作の材料費が自費
  • 上司が上の顔をうかがいまくっている

順番に解説していきます。

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給料が低い

これは保育業界全体で言えることかもしれませんが、ブラックな保育園は特に給料が低いです。

例えば、3年間担任を持っている正社員でさえ、基本給が約17万円なんてことがありえます。

時給換算でなんと1,050円です。

行事手当などがついたとしても、手取りは17万円を切ります。

これが、ブラックな保育園の現実です。

残業代が出ない

ブラックな保育園は残業代が基本的にでません。

というか、そもそも「残業はするな」という指導のもと、「勝手に保育士が残って仕事をしている」というスタンスです。

そのため、残業があった事実や証拠をもみ消します。

例えば以下のような感じ。

  • タイムカードがない
  • 勤務時間表を書き換える

タイムカードなど記録として残さないようにしたり、あったとしても、勤務時間表を自分の手で書き換えるように指示があります。

そのため、残業時間は驚きの「0時間」という、超優良ホワイトな職場が書類上ではできあがります。

有給休暇が消化できない

ブラックな保育園は有給休暇が消化できません。

主任や先輩など目上の保育士が有給を申請していないと、希望を出しづらい雰囲気があります。

また、申請したとしても「一応、希望としては聞いとく。」など、嫌な顔をされたりします。

そのため、有給休暇が消化できないのです。

圧倒的に保育士の数が少ない

ブラックな保育園は圧倒的に正規社員の保育士の数が足りません。

保育園側は正社員やパート関係なしに、役所からの監査にギリギリ引っかからない人数の保育士を確保します。

これにより、担任を受け持っている正規社員の保育士が労働時間内に書類作りや制作の準備ができません。

結果として、残り仕事はサービス残業となります。

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辞めづらい雰囲気が出ている

ブラックな保育園では、辞めづらい雰囲気が出ています。

とくに担任を受け持っている場合、年度の途中で辞めるのは、他の職員に迷惑がかかってしまうため、3月末で退職するのが常識的です。

一般的常識として、退職の願いは退職希望日から逆算して1ヶ月から2ヶ月前に伝えれば迷惑がかかりません。

そう考えると、保育園では1月までには辞める意志を伝えれば良いはずです。

ところが、なぜか、「伝えるのが遅すぎる。」とチクリと言われたりします。

また、転職が決まっている場合、次の転職先をしつこく詮索してきたりします。

あまり早く退職願を出さないほうがいい

もっと酷いと「半年前や1年前には伝えといてもらわないと困る」などと言われたりします。

ところが、あまり早く退職届を出すことはおすすめしません。

なぜかと言うと冬のボーナスに響いたり、職場での人間関係が気まずくなった状態が長くなるからです。

ブラックな保育園は、来年はいない人に対して優しくはしてくれません。

そのため、あまり早く退職願を出すのはおすすめできません。

切り出すタイミングとしてベストは冬のボーナスをもらった後、年が明けた頃が丁度いいかと思います。

制作の材料費が自費

手作りの飾り物など制作物の材料費が自腹になります。

正確には自腹を強要させるわけではないのですが、主任から「保育園にある物で代用できない?」と言われます。

「保育園にある物」とは「端材」のことを言ってます。

つまり、残り物の画用紙などを使うよう提案されるのです。

そのため、まともな制作物を作ることも出来ず、結果として自費で材料を購入します。

皆、暗黙の了解で申請しないため結局泣き寝入りすることになります。

上司が上の顔をうかがいまくっている

クラスリーダーなど直属の上司が主任など、さらに上の立場の人の顔色をうかがって仕事をしています。

そのため、「何かおかしい!」と全員が思っていても口に出せない雰囲気が漂っています。

そういう上司に限って、パワハラぎりぎりかアウトな場合なが多いです。

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ブラックな保育園の見分け方

転職を考えている保育士にとって、ブラックかどうかを見分ける方法は非常に重要です。

見分ける方法としては次のようなものがあります。

下にいけばいくほど、確実です。

  • 求人情報から見分ける
  • 保育園の見学に必ず行く
  • 実際に働いてみる

順番に見ていきます。

求人情報から見分ける

求人情報から見分ける具体的な方法は次の通り。

  • 給料が相場と比較してあまりにも高い
  • いつ見ても求人が出ている=離職率が高い
  • 家族経営かを確認する

1つずつ解説します。

給料が相場と比較してあまりにも高い

給料が相場と比べてあまりにも高い場合はブラックの可能性大です。

「え。逆じゃないの?」とお思いの方は鋭いです。

そうです。ブラックの保育園は給料が相場より安いです。

でも、これだと求人の応募が来ません。

それでは困るので、求人に出す際はカモフラージュする目的で高めに記載しています。

この価格には残業代や休日出勤の手当を含めたコミコミの可能性が高いため、注意が必要です。

相場より高いと思ったら、実際は超低い給料だったということになります。

いつ見ても求人が出ている=離職率が高い

いつ見ても求人が出ている保育園は要注意です。

求人が常に出ているということはイコール「離職率」も高いということです。

そのような保育園は新人保育士が入っては辞めを繰り返す、ブラックの可能性が高いです。

そのため、いつも求人が出ている保育園はしっかりマークしておきましょう。

家族経営かを確認する

全てが全てというわけではありませんが、家族経営の保育園は注意した方がいいです。

例えば、姉妹園がいくつもあって、

  • 理事長:おじいちゃん
  • 保育園Aの園長:妻
  • 保育園Bの園長:息子
  • 保育園Cの園長:親戚

みたいなのは気をつけた方がいいです。

なぜなら、家族の利益を優先するため、ブラックになりがちだからです。

確認方法は、保育園の公式ホームページなどを見れば各園の責任者が誰かわかります。

保育園の見学に必ず行く

また、実際に保育園見学に行くこともブラックかどうかを見分ける有効な手段です。

  • タイムカードがあるかどうか
  • 保育士の年齢層を見る(偏りがあれば要注意)
  • 職場がピリピリした雰囲気ではないか
  • 整理整頓や掃除が行き届いているか
  • おもちゃがヤバくないか

タイムカードがあるかどうか

事務所に通されたらまずチェックしたいのは「タイムカード」があるかどうか。

タイムカードのイラスト

タイムカードの機械がなければかなりの確率でブラックな保育園だと言えます。

保育士の年齢層を見る(偏りがあれば要注意)

働いている保育士の年齢層をチェックすることも重要です。

あまりにも偏っている場合はブラックの可能性が高いです。

例えば、40代以上など年配の保育士しかいない場合などは、パワハラなどが強く若い保育士がすぐ辞めてしまっている傾向があります。

一方、ホワイトな園は若い世代からベテランまでまんべんなく働いているため、年齢層のバランスが良いです。

職場がピリピリした雰囲気ではないか

職場の雰囲気を見ることはかなり大事です。

例えば主任と保育士が会話しているところを観察してみて、威圧的だったりする場合は危険です。

また「なんか、居づらい!」と感じたら、その直感は意外と当たります。

注意しましょう。

整理整頓や掃除が行き届いているか

整理整頓や掃除がなされていない保育園は要注意。

なぜなら、職員の人数が足りなくて手が回っていない証拠だからです。

また、そういう園ではだらしない保育士も多く、事故も起こりやすいです。

おもちゃがヤバくないか

おもちゃがヤバくないかもチェックポイント。

「ヤバい」ってどういう状態かと言うと、例えばこういう感じ。

  • 全てが手作りのガラクタ
  • 明らかに個数が少ない

こういった場合は先程紹介した「制作物の材料費が自費」の可能性が高い保育園です。

実際に働いてみる

実際に働いて見ると確実にブラックかどうかがわかります。

その際、ポイントは以下。

  • 面接ではっきりと聞く
  • 派遣で複数の園を回る

面接ではっきりと聞く

もう、思い切って面接で聞いちゃってください。

このように聞くといいです。

  • 以前、ブラックな保育園で働いた経験があることを伝える。
  • 残業代はしっかりでるかを聞く。

こう聞くことで、「私はブラックな園では働きたくありません。」という意思表示になります。

これで不採用になったら逆にラッキー。

なぜなら、その保育園はブラックだからです。

一方、ホワイトな園であればわかってくれるはずです。

派遣で複数の園を回る

派遣社員として複数の保育園を見て回るのも有効な手段。

短期間で沢山回れるためおすすめです。

仮にブラックな園にあたってしまったとしても、期間が決まっていると意外と頑張れるものです。

そして、いくつかの園を見た上で本当に自分にあう園を見つけたら、正社員として働きたいと申し出てみるといいでしょう。

ブラックな保育園から転職するには?

では、どうやって転職先の保育園を探すか。

これは、やっぱりインターネットの求人を使うのが一番です。

保育士に特化した求人サイトもいくつかありますので複数登録しておくのが良いでしょう。

もちろん、無料です。

おすすめは次の4つ。

転職サイトについて詳しくはこちらの記事「保育士に特化した転職サイト・エージェント4選【無資格・未経験OK】」をご覧ください。

あなたの保育園がブラックかは冷静に考えればわかる:まとめ

日々の慣れによって、あなたは「辛いけど、ブラックではないのかも。」と思うかもしれません。

はっきり言ってこれは麻痺です。

冷静になって考えてみればそれは「異常」だとわかるはずです。

そのような保育園では決して上司はあなたを助けてくれません。

むしろ、搾取するだけ搾取しようとするため自分でどうにかするしかないです。

結局は、

  • 勇気を出して声を上げる
  • 転職を考える

しかないのです。

今回ご紹介したブラックな保育園の特徴はごく一部でありますが、あなたの保育園がどれだけ当てはまるか今一度チェックしてみてください。

参考 保育士に特化した転職サイト・エージェント4選【無資格・未経験OK】

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