- 宅建士の試験に独学・3ヶ月で合格する勉強方法を知りたい。
- 無料で学習できると嬉しい。
こんな要望に応えます。
難しい試験の部類に入るとされている、「宅建士」ですがコツさえつかめば独学でも十分合格を狙えます。
今回は、独学で宅建士に合格するための勉強方法を解説します。
期間は3ヶ月を目安に、教材費用もすべて無料です。
独学かつ、できるだけお金をかけずに最短で宅建士に合格したい人は必見です。
ちなみに、私はこの方法で令和2年度(2020年度)12月の試験に一発合格できました。
宅建士に独学・3ヶ月で合格する勉強方法とは?

まず、宅建士の試験に独学かつ3ヶ月で合格するには次の2つを徹底的にやりこむことが重要です。
- テキストによる知識づけ
- 過去問演習
独学で勉強する具体的な流れとしては以下の通り。
- テキストを読み基礎的な知識付け
- 一問一答で問題演習
- 過去10年分の過去問演習
まず、テキストを流し読みでいいからザックりと出題分野を把握します。
そして、各分野を学習したら、すぐに該当箇所の問題演習に取り掛かります。
ここは一問一答を使いましょう。
一問一答で知識が曖昧な箇所を再度テキストを読み込み定着させます。
これを繰り返し、一問一答の問題を覚えてしまうくらい繰り返したら、実際の過去問を使って演習にとりかかります。
過去問は過去10年を目安に9割正解できるまで繰り返し解きましょう。
これを3ヶ月でやり切るくらいのペース配分で独学していけば合格は可能です。
詳しい勉強方法やおすすめのテキスト(全て無料)を以下、順番に説明します。
テキストによる基礎的な知識づけ

テキストは「タキザワ宅建予備校」のものを使っておけば間違いありません。
あまり聞き馴染みのないスクールかもしれませんが、宅建士試験受験者のなかでは知名度の高いスクールです。
講師である瀧澤宏之先生の48時間以上の動画講義を無料で受けることができます。
これだけやっておけば十分な知識はつくでしょう。
講義スタイルとしては、テキストを画面に映しつつ、瀧澤先生が読み上げ、重要箇所をマーキングしながら解説していくというもの。
イメージとしては予備校で授業を受けているような感じです。
講義を受けるには、こちらから無料会員登録することで、全ての動画を網羅的に見ることができます。
無料会員登録をして、宅建基本講座(全48時間)をすべて受講する
また、動画はYouTubeで全て公開されているため、そちらから視聴することも可能です。
タキザワ宅建予備校のYouTubeチャンネルはこちら↓
タキザワ宅建予備校のテキストは市販されている
厳密にいえば、紙媒体としてのテキストは有料ですが動画を見ればテキストが映し出されているため、最悪購入しなくても学習可能です。
ただ、復習のしやすさから考えれば、出来ればテキストを買った方がいいでしょう。
このように動画メインで学習しつつ、余力のある人は市販テキストを購入して学習を進めて行くのが効果的です。
動画講義は各学習内容で細切れ(一コマ約5分〜20分)になっているため、受けたらすぐに該当箇所の過去問演習に移ります。
過去問を使った勉強方法

過去問演習の方法は大きく分けて2通りあります。
- 一問一答
- 四択式
宅建士試験は四択式のマークシートのため実戦を意識するのであれば、四択式の過去問を解いていくことになります。
ですが、学習を初めて間もない頃は四択はとても難しいです。
なぜかというと四択の全ての正誤の判断ができないと正解を導き出せないからです。
そのため、最初のうちは過去問をバラした一問一答形式の問題集を解くのが効果的です。
一問一答形式は無料アプリかウェブサービスを利用
一問一答形式の市販問題集は数多くありますが、無料のスマホアプリやウェブサービスで十分演習可能です。
私が試した中でとくにおすすめのアプリやウェブサービスは次の通りです。
アプリであれば、こちら

ウェブサービスであればこちら
宅建士 一問一答クイズ【最新法令対応済】|宅建試験ドットコム
どちらも民法改正に対応しており、分野ごとに過去問をバラして正誤問題として出題しています。
また、解説もわかりやすいため、回答の根拠を曖昧にせず学習を進めていくことができます。
なお、一問一答形式を解く際のコツとしてはテキストや動画講義で各分野の講義を受けたら、すぐに該当箇所の一問一答を解くということです。
時間をあけてしまうとすぐに忘れるし、テキストで理解しいても、いざ問題になるとわからなかったりするからです。
最初は答えを導き出すのが難しいかもしれませんが、繰り返し繰り返し解くことで確実に定着させてください。
もちろん、市販の一問一答を購入して学習を進めても問題ありません。
ただ、上記紹介したアプリやウェブサービスの完成度が非常に高いため、購入する必要はない気がします。
全ての問題である程度解答を導き出せるようになったら、次に進みます。
四択式の過去問で実践的な問題演習
一問一答形式の過去問がある程度正解するようになってきたら、実際の四択式の過去問にチャレンジしましょう。
何年分の過去問解けばいいか?
宅建士試験の合格を視野に入れた場合、過去問は過去10年分解けば十分と言えます。
また、過去問に関しても「不動産適正取引推進機構」のホームページに最新のものを含め、無料PDFデータが公開されています。
なお、これと同じものを「宅建試験ドットコム」さんのホームページで印刷しやすくまとめてくれているため、以下チェックしてみてください。
【無料】印刷可能な宅建士の過去問を31年分まとめて掲載【PDF】|宅建試験ドットコム
最終的には過去問9割正解を目指し、繰り返し繰り返し解きます。
繰り返し解くと、問題文や解答を覚えてしまい、学習の意味がないと思うかもしれませんが、それで大丈夫です。
ただ、正誤の答えを丸暗記するのでは意味ないですが、どこに根拠があるかを覚えながらやり込めば、しっかりと知識が定着します。
また、宅建士試験は過去問と同じような問題が出題されることが多々あるため、どこに引っ掛けのポイントがあるかを見極めやすくなります。
過去問の解説は「ビーグッド教育企画」のYouTube動画がおすすめ
過去問を解いていて、どうしても解説がわからないという箇所が出てくると思います。
その場合、YouTubeでアップされている過去問の解説動画を見ながらなら理解を深めていくといいです。
いくつか動画はありますが、一番わかりやすいのはビーグッド教育企画の過去問解説動画です。
こちらは講師の家坂圭一先生がイラストを使いながら各設問全ての解説しています。
解説もわかりやすく、過去5年分全ての過去問解説動画がアップされているため非常に勉強になります。
再生リストは以下です。
宅建士に独学・3ヶ月で合格する勉強方法:まとめ

まとめると宅建士試験合格の秘訣はテキストで基礎知識をつけ、過去10年分の過去問を9割正解するまでやり込むという勉強方法が最適。
ちなみに、私は過去問10年分を4周まわしました。
もし、できるだけ安く独学・3ヶ月で合格を目指すのであれば、次のツールを使うといいでしょう。
- テキストの代わりに「タキザワ宅建予備校」の無料動画講義を受ける。
- 問題演習は無料のスマホアプリやウェブサービスの一問一答式と無料公開されている過去問PDFを利用。
完全無料で十分合格を狙えますが、もし少しでもお金に余裕があるのであれば「タキザワ宅建予備校」のテキストくらいは買っておいた方が学習効率はいいかと。
購入する順番的には
「テキスト」>「一問一答」>「過去問集」
という感じでしょうか。
また、勉強が苦手だけど、どうしても合格しなければいけないという場合はお金はかかりますが、予備校に通うのも選択肢の一つとして有効でしょう。
いずれにしても、今回紹介した方法は全て無料で学習可能なため、宅建士試験に挑戦するか迷っているという人も含めて、まずは各ツールをチェックしてみてください。