2020年12月5日 更新
本記事では、2020年10月18日(日)に行われた令和2年度 宅地建物取引士試験(10月実施)の解答速報をご紹介します。
ぜひ自己採点にお役立てください。
また、記事の最後には今回の問題全50問を書き起こしたPDFファイルを掲載していますのでぜひご利用ください。
※ なお、解答は予告なく変更になる可能性があります。
令和2年度 宅建士試験(10月実施)の解答速報
解答速報はこちら。
問番号 | 解答番号 | 問番号 | 解答番号 | 問番号 | 解答番号 |
---|---|---|---|---|---|
問1 | 1 | 問18 | 3 | 問35 | 3 |
問2 | 4 | 問19 | 3 | 問36 | 4 |
問3 | 2 | 問20 | 2 | 問37 | 1 |
問4 | 3 | 問21 | 1 | 問38 | 4 |
問5 | 1 | 問22 | 1 | 問39 | 2 |
問6 | 3 | 問23 | 3 | 問40 | 2 |
問7 | 2 | 問24 | 4 | 問41 | 3 |
問8 | 2 | 問25 | 4 | 問42 | 4 |
問9 | 3 | 問26 | 3 | 問43 | 2 |
問10 | 2 | 問27 | 2 | 問44 | 4 |
問11 | 4 | 問28 | 3 | 問45 | 2 |
問12 | 3 | 問29 | 3 | 問46 | 2 |
問13 | 4 | 問30 | 4 | 問47 | 1 |
問14 | 1 | 問31 | 1 | 問48 | 3 |
問15 | 4 | 問32 | 1 | 問49 | 4 |
問16 | 2 | 問33 | 1 | 問50 | 3 |
問17 | 1 | 問34 | 4 |
令和2年度 宅建士試験(10月実施)の予想合格点
令和2年度 宅建士試験(10月実施)の予想合格点は次の通り。
予想合格点:38点±1(2020年12月5日追記:今年の合格点は38点でした。)
5問免除の方は、5点引いた点数「33点±1」となります。
例年に比べて高い点数。
例年の合格点は35点前後とされているため、今年の試験は簡単だったいうことがわかります。
なお、予想合格点はあくまで予想であることにご注意ください。
正式な合格発表は12月2日(水)9:30からとなります。
以下リンクよりチェックできます。
>> 一般財団法人 不動産適正取引推進機構 宅建試験 合格発表ページ
令和2年度 宅建士試験(10月実施)の特徴
令和2年度 宅建士試験(10月実施)の特徴としては、点数からも分かる通り全体的に昨年と同じか少し簡単でした。
一方、100年に一度と言われる民法大改正があったため、改正点には注意が必要だったようです。
権利関係は民法改正で出題傾向が多少変わった(目標:7点)
予想通り民法大改正による権利関係はちらほら難しかったという感じです。
特に以下の問題は難しかったです。
- 問2:事業に係る債務の保証(改正点)
- 問5:委任(改正点)
- 問6:錯誤(改正点)
- 問8:相続の再代襲相続
- 問9:贈与
問2で出鼻をくじかれるという方は多かったのではないでしょうか。
また、改正民法絡みだと以下の問題が出題されました。
- 問3:解除に関する問題(改正点:択肢の3と4)
- 問4:賃貸借
- 問14:不動産登記法の配偶者居住権
一方で改正点では代表的な契約不適合責任などは出なかったため、12月の受験者は要注意かもしれません。
また、借地借家法の2問はきっちり得点したいところでもあります。
その他、少し難しかったとこをあえて言うなら、
- 問1:相隣関係の通行権(袋地)
- 問13:建物区分所有法
- 問14:不動産登記法
という感じでしょうか。
ということで、今回の権利関係の目標点数はズバリ「7点」。
法令上の制限はそこまで難しくなかった(目標:6点)
法令上の制限は例年に比べてそこまで難しくなかった印象です。
解き安かった問題は以下の通り
- 問19:宅地造成等規制法
- 問21:農地法
- 問22:国土利用計画法
一方ちょっと難しかったと感じたのは以下。
- 問15:都市計画法
- 問20:土地区画整理法
ということで、法令上の制限の目標点数は「6点」という感じ。
税・その他は不動産取得税と印紙税が出題(目標:7点)
こちらもそんなに難しくなかったのではないでしょうか。
税点その他で出題されたのは以下。
- 問23:印紙税(国税)
- 問24:不動産取得税(地方税)
また、問25の不動産鑑定評価基準に関しては勉強をしていればとれた問題かと思います。
問46以降の5問免除科目も勉強していればとれた問題ばっかりだったのではないでしょうか。
ということで、税・その他の目標点は「7点」です。
宅建業法は例年通りか少し易しめ(目標:16~18点)
宅建業法に関して言えば基本的な知識が問われているという感じで割と簡単だったはずです。
難易度的には例年通りか少し易しめだったという印象で、過去問をしっかり回せていた人は十分とれたのではないでしょうか。
個数問題も去年は6問出題されたのに対し、今回は4問だけでした。(問27、問29、問37、問40)
あえて言うならば、問45の住宅瑕疵担保履行法が少し難しかったくらいで、詳細な知識を要する問題はあまりなかったと思います。
ということで、宅建業法の目標点数は「16~18点」。
令和2年度 宅建士試験(10月実施)の解答速報:まとめ
令和2年度 宅建士試験(10月実施)は例年と比べて、簡単だったようです。
そのため、合格予想点は例年より3点高い「38±1点(5問免除者:33±1点)」となりました。
今年は新型コロナウイルスの影響で、12月27日(日)に受ける方もいますので、今回の結果が参考になれば幸いです。
なお、今回の試験(全50問)の過去問を書き起こしたものを、印刷可能なPDFファイルでご用意しました。
詳しくはこちらの記事「令和2年度(2020年10月)宅建士試験の過去問|12月受験者必見」ご覧ください。