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【保育士目線】保育園での仕事・業務内容を一日の流れで紹介

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  • 保育園の一日の流れ・スケジュールを保育士目線で知りたい。
  • 保育士の仕事や業務内容はどんな感じなの?

こんな疑問に答えます。

結論からいえば、保育士の業務は毎朝7:00〜夜20:00で、それを各当番8時間勤務で割り振っていく感じ。

本記事では、保育園の一日の流れに照らし合わせながら、各当番がどのような仕事をこなしていくかを簡単・簡潔にご紹介しています。

保育園の一日のスケジュールや仕事内容が、ざっくりとどんな感じなのかを知りたい方は特に必見です。

どうぞご覧ください。

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保育士からみた保育園の一日の流れ

1日のスケジュールは保育園によってまちまちですが、どこの園も園児の年齢によって流れが変わってきます。

保育園に在籍している園児は0歳から5歳までです。

そしてこれらの年齢を大きく分けると以下2つになります。

  • 0・1歳児
  • 2歳児以上

それぞれの1日の流れを順番に見ていきます。

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0・1歳児

0・1歳児は乳児として分類する園が多いです。

そして、乳児の1日のスケジュールは次のような感じ。

  • 8:00 自由遊び
  • 9:00 朝おやつ
  • 9:30 朝の会
  • 10:00 活動
  • 11:00 昼食
  • 12:00 昼寝
  • 14:30 起床
  • 15:00 昼おやつ
  • 16:00 帰りの会
  • 16:30 自由遊び

2歳児以上

2歳児以上は幼児と呼ばれ、乳児と比べてできることが増えます。

そのため、活動時間も乳児と比べて多く取られています。

1日のスケジュールは次の通り。

  • 8:00 自由遊び
  • 9:00 朝おやつ
  • 9:30 朝の会
  • 10:00 活動
  • 12:00 昼食
  • 13:00 昼寝
  • 14:30 起床
  • 15:00 昼おやつ
  • 16:00 帰りの会
  • 16:30 自由遊び

注目すべきは昼寝の時間が、乳児よりも1時間短いということです。

理由は活動量が増えるからです。

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各当番ごとの保育士の仕事・業務内容

次に各当番で保育士の仕事業務内容がどのようになっているのか、ある園を例にご紹介します。

園の規模は次の通り。

  • 園児数:100人前後
  • 職員数:50人前後(パート含む)
  • 認可保育園

まず、当番によって入の時間が変わるだけでなく、仕事内容も違ってきます。

各当番は次のような感じ

  • 鍵開け番 6:50-15:50
  • 早番 7:30-16:30
  • 中番 8:00-17:00
  • 遅番 9:00-18:00
  • 鍵閉め番 11:10-20:10

保育園全体の1日の流れに照らし合わせながら順番にチェックしていきます。

鍵開け番 6:50-15:50

まずは鍵開け番が出勤し1日がスタートします。

鍵開け当番の主な仕事は開園の準備と受け入れです。

人数的には2人くらいとそこまで多くありません。

スケジュールとしては次のような感じ。

  • 6:50 開園準備
  • 7:00 開園 受け入れ開始

6:50 開園準備

まず開演の準備。

  • 各部屋の換気
  • 園庭見廻り(ゴミや動物の糞等を回収)
  • 調乳機器の点検

7:00 開園 受け入れ開始

次に開園し実際に受け入れ開始してきます。

このとき、

  • 受け入れ担当
  • 保育担当

の2つに分かれます。

受け入れ担当は次の4点を保護者に確認しつつ受け入れ業務をこなします。

  • 園児の受け入れ時の体温
  • 園児の体に外傷の有無を視診
  • 家庭からの体調の変化
  • その他の伝達事がないか

この時間は結構バタバタです。

早番 7:30-16:30

早番は7:30から仕事開始です。

  • 7:30 掃除

こちらも、同じく2人くらいで早番も掃除担当と保育担当に分かれ、業務に取り掛かります。

7:30 掃除

掃除は園内(駐車場・駐輪場・玄関周り・職員室)各場所、特に保護者の目につきやすい場所を掃除します。

中番 8:00-17:00

中番は大体5人くらいで、8:00から30分刻みで少しずつ出勤します。

この時間は受け入れと保育でとくにバタバタしてきます。

スケジュールとしては次のような感じ。

  • 8:00 合同保育
  • 8:20 職員朝礼
  • 8:30 朝おやつ準備

8:00 合同保育

8:00になると乳児クラス(0・1歳)と幼児クラス(2歳以上)に分かれて合同で保育を開始します。

8:00までは園児の人数も少ないことから、ごちゃまぜで保育をしますが、この時間から受け入れも増えてくるためです。

8:20 職員朝礼

少しして、職員の朝礼が始まります。

朝礼では、次の内容の報告が行われます。

  • 受け入れた園児の体調
  • 本日の欠席児
  • 食事メニュー

これら報告事項は「伝達ファイル」に記載されます。

そのため、出勤時刻の関係で朝礼に参加できなかった保育士は「伝達ファイル」を見ることで、その日の重要事項を確認することが出来ます。

8:30 朝おやつ準備

この時間になると朝おやつの準備に取り掛かり始めます。

朝おやつとして、例えば次のようなものがあります。

  • 白いせんべい(米で出来たやつ)
  • 煮干
  • プルーン

遅番 9:00-18:00

9:00出勤の遅番は基本的に保育から業務がスタートします。

9:00 保育士は各年齢にわかれ個々に活動

各年齢(クラス)にわかれて保育を開始します。

この時間は主に次のような保育内容。

  • 朝おやつ
    • 配膳
    • 介助
  • 朝の会
  • トイレタイム
    • 付き添い
    • 介助
  • 検温
  • 活動の準備

また、保育業務とは別に以下の業務をこなしていきます。

  • 制作の準備
  • 園庭整備
  • 洗濯

鍵閉め番 11:10-20:10

最後に鍵閉め番が出勤して、保育士が揃います。

なお、鍵閉め番は2人くらいで、時間的に昼食から業務がスタートするイメージ。

ここからのスケジュールは次のような感じ。

  • 11:00 順番に昼食
  • 12:00 順番に寝かしつけ

11:00 順番に昼食

乳児クラスから順に、

  • 昼食
    • 検食
    • 配膳
    • 調乳
    • 介助
  • 食後
    • 歯磨き
    • 着替え
    • トイレの介助

という順番で進んで行きます。

12:00 順番に寝かしつけ

これらが終わった園児から順に昼寝を開始していきます。

その際、もちろん保育士は「寝かしつけ」をすることになります。

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休憩時間

休憩は早い当番から順に、11:00頃を目安に入っていきます。

たいていの職員は園児が眠りについてきたら、徐々に休憩に入ります。

ただし、休憩とはいえ、ブラックな保育園ではほとんどの職員が連絡帳など書類に追われることになります。

連絡帳の書き方に関する記事はこちら「苦手な保育園の連絡帳の書き方とコツ【書き出しの例文・テンプレ】」をご覧ください。

そのため、だいたい休憩時間は次の業務もこなしつつ休みます。

  • 昼食
  • 連絡帳
  • 日誌

純粋な休憩ではありませんね。

なお、ブラックな園の特徴についてはこちらの記事「こんな保育園はブラックです。【ホワイトな園を探す簡単な方法】」をご覧ください。

午後の業務

午後になると、次のように業務が進んでいきます。

  • 13:00 掃除
  • 14:00 各クラス打ち合わせ
  • 14:30 起床(昼寝おわり)
  • 15:00 昼おやつ
  • 16:00 帰りの会
  • 16:30 自由時間・受け渡し開始
  • 17:30 夕食
  • 18:30 夕食の片付け
  • 20:00 閉園
  • 20:10 鍵閉め

順番に見ていきましょう。

13:00 掃除

午後一番の掃除は、分担してこなします。

例えば次のような感じ。

  • 各部屋のゴミ集め
  • トイレ
  • 玄関掃除

また、同時並行で以下のように園児の持ち物の整理もおこなっていきます。

  • 園児の汚れ物洗い
  • 荷物の仕分け
  • 荷物まとめ(帰り支度)

14:00 各クラス打ち合わせ

各クラス打ち合わせは朝礼での伝達事項を踏まえ、園児の様子について確認しあいます。

  • 園児のその日の様子
  • 怪我等の確認

ここで話されたことを元に保護者に対して連絡をします。

14:30 起床(昼寝おわり)

14:30頃になると各クラス起床しはじめます。

起きた園児から順に以下をこなしていきます。

  • トイレの付き添い、介助
  • 検温

そして、手があいている保育士は昼おやつの準備にも取り掛かります。

15:00 昼おやつ

保育士は昼おやつの配膳をし、介助しながら昼おやつの時間が始まります。

16:00 帰りの会

そろそろ帰る園児も出てくるため、

  • 帰りの会
  • 帰りの支度

を行います。

16:30 自由時間・受け渡し開始

帰りの会が終わると園児は「自由時間」になります。

そして、16:30から保護者が見えて受け渡しが開始されます。

そのため、保育士は次のように2つに分担して業務をこなします。

  • 受け渡し担当者
  • 保育担当者

受け渡しでは、園児の体調や怪我等を保護者に伝えます。

なお、怪我をさせてしまったときの謝るコツはこちらの記事「【保育士必見】保育園で起こった怪我やトラブルを保護者へ謝罪する仕方」をご覧ください。

また、保育業務とは別に各部屋や園庭の掃除、洗濯の取り込みを行う役割もあります。

17:30 夕食

保護者のお迎えが、18:30過ぎになる園児は保育園で夕食を食べます。

そのため、夕食業務は遅番・鍵閉め番の保育士が担当することになります。

18:30 夕食の片付け

夕食が終わったら、鍵閉め番は夕食の片付けと明日の引き継ぎ準備にとりかかります。

  • 夕食の片付け
  • 翌日の早番へ引き継ぎ事項を伝達ファイルに記入
  • 園児が帰り次第順次、各部屋の戸締り、消灯

20:00 閉園

これらが全て終わって、閉園になります。

20:10頃施錠して、保育園の一日が終了します。

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保育士からみた保育園の一日の流れ:まとめ

保育士にとっての保育園の一日の流れ・スケジュールをざっとまとめるとこんな感じ。

  • 6:50 開園準備
  • 7:00 開園 受け入れ開始
  • 7:30 掃除
  • 8:00 合同保育
  • 8:20 職員朝礼
  • 8:30 朝おやつ準備
  • 9:00 各年齢ごとの保育開始
  • 11:00 順番に昼食
  • 12:00 順番に寝かしつけ・順次休憩時間
  • 13:00 掃除
  • 14:00 各クラス打ち合わせ
  • 14:30 起床(昼寝おわり)
  • 15:00 昼おやつ
  • 16:00 帰りの会
  • 16:30 自由時間・受け渡し開始
  • 17:30 夕食
  • 18:30 夕食の片付け
  • 20:00 閉園
  • 20:10 鍵閉め

結構バタバタかもしれませんが、このスケジュールを分担してこなしていく感じです。

最初は、大変かもしれませんが、なれると一日はあっという間にすぎていきます。

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